S-1内服投与並びにパクリタキセル静脈内及び腹腔内投与の併用療法
えすわんないふくとうよ ならびにぱくりたきせるじょうみゃくない およびふくくうないとうよの へいようりょうほう
適応症
膵臓がん(遠隔転移しておらず、かつ、腹膜転移を伴うものに限る。)
技術の実施期間
2017/04/01~
療養内容
他臓器に遠隔転移のない画像上局所進行膵癌に対して審査腹腔鏡検査もしくはバイパス手術を行い、腹膜播種や腹腔洗浄(腹水)細胞診陽性を病理学的に診断する。腹腔内投与ルート作成のために、腹壁ポートを留置する治療開始後21日間を1コースとし、S-1は80mg/m2を14日間内服、7日間休薬。パクリタキセルは第1、8日目に50mg/m2を経静脈投与、20mg/m2を腹腔内投与。1週間休薬後コースを繰り返す。プロトコールを遵守して、治療を継続する。病勢悪化、重篤な有害事象、患者の希望などのあるときにはプロトコール治療を中止もしくは終了する。試験期間中に根治切除が行われた場合、術後も当該治療を継続する。