S-1内服投与、オキサリプラチン静脈内投与およびパクリタキセル腹腔内投与の併用療法
えす-わん ないふくとうよ、おきさりぷらちん じょうみゃくないとうよ および ぱくりたきせる ふくくうないとうよの へいようりょうほう
適応症
腹膜播種を伴う初発の胃がん
技術の実施期間
2014/05/01~2017/04/30
療養内容
本試験は、腹膜播種陽性の初発胃癌症例を対象として、一次治療としてのS-1/オキサリプラチン+パクリタキセル腹腔内投与併用療法の有効性と安全性を評価することを目的とする。21日を1コースとして、基準量(80mg/m2)のS-1を14日間内服、7日間休薬し、オキサリプラチン100mg/m2を第1日目に経静脈投与、パクリタキセル40mg/m2を第1, 8日目に腹腔内投与する。本療法は腫瘍進行が確認されるか、有害事象により継続困難となるか、奏効が確認され手術を決定するまで反復する。
主要評価項目は1年全生存割合、副次的評価項目は奏効率、腹腔洗浄細胞診陰性化率および安全性とする。本試験には、S-1+パクリタキセル経静脈・腹腔内併用療法(先進医療)の第Ⅲ相試験に参加中の全国20施設が参加し、登録症例数は50例を予定する。