適応症
神経因性排尿筋過活動による膀胱機能障害(五歳以上十八歳未満の患者に係るものに限る。)
技術の実施期間
2020/01/01~
療養内容
(1) 抗菌薬
全ての被験者は治療薬投与前に抗菌薬投与を行う。
抗菌薬の投与は担当主治医の判断に基づいて行うが、投与は施術前、および、施術後1~ 3日間実施する。
(2) 麻酔
麻酔は麻酔医による管理の上、全身麻酔で行う。
(3) 試験薬の準備
A型ボツリヌス毒素を生理食塩水 10mL で溶解する。
(4) 試験薬の投与
カテーテルを挿入し、膀胱内を空にする。
膀胱鏡を尿道から挿入し、三角部の約 1cm 上から試験薬の注射を開始する。
針先は膀胱壁に約2mm 挿入して投与する。膀胱頂部・三角部への投与は避け、少なくとも1cm 以上離す。 1ヶ所につき 0.5mL の試験薬を、合計 20 ヶ所投与する。それぞれの投与間隔は約 1cm を開けて膀胱壁に注入する。
最後の注入部では生理食塩水で注射針に残っている試験薬をフラッシュし、試験薬の規定量が被験者に完全に投与されるようにする。