内視鏡下手術用ロボットを用いた腹腔鏡下胃切除術
ないしきょうか しゅじゅつようろぼっとをもちいた ふくくうきょうか いせつじょじゅつ
適応症
根治切除が可能な胃がん(ステージIまたはIIであって、内視鏡による検査の所見で内視鏡的胃粘膜切除術の対象とならないと判断されたものに限る。)
技術の実施期間
2014/10/01~2017/06/30
療養内容
内視鏡手術支援ロボットの有用性を検討するために,内視鏡的切除の適応外とされた治癒切除可能胃癌(臨床病期Iまたは11)を対象に内視鏡手術支援ロボット(daVinci Surgical System)による胃手術を実施。主要評価項目Clavien-'Dindo分類のGrade3以上の全合併症の有無、主な副次評価項目をClavien-Dindo分類のGrade2以上の全合併症の有無、EQ-5Dによる術後QOL、医療費、無再発生存期間、ロボット支援下胃切除術完遂の有無、開腹移行の有無、術中有害事象発生の有無とする多施設共同非盲検単群試験。 予定組み込み症例は330例。
本器機は実際に操作するサージョンコンソール、患者の腹腔内に挿入するロボットアームが装着されたペイシェントカート、光学器が搭載されているビジョンカートの3装置により構成される。術者はサージョンコンソールにて3-D画像下で、10~15倍の拡大視効果を得て手術を行う。術者が操作レバーを扱い、ペイシェントカート上のロボットアームおよびエンドリストと称する手術鉗子(7度の自由度を有する関節機能付き)を遠隔操作し、繊細な手術操作を行う。