多血小板血漿を用いた難治性皮膚潰瘍の治療
たけっしょうばん けっしょうを もちいた なんちせいひふかいようのちりょう
適応症
褥瘡又は難治性皮膚潰瘍(美容等に係るものを除く。)
技術の実施期間
2016/01/01~2019/11/30
療養内容
従来型保存治療において治療抵抗性かつ手術不能(または拒絶)な褥瘡を含む難治性皮膚潰瘍を対象疾患とし、2年間で23例の患者に対して本治療を行う。患者本人から1回に最大で10%輸血用クエン酸ナトリウム含有末梢血液20?40mLを採血し、血液成分分離容器に注入後、遠心型血液成分採取装置で約15分間遠心分離して自己多血小板血漿を分取する。分取した多血小板血漿を患部(潰瘍部位)の大きさに応じた用量を塗布する。PRP治療開始後、7日おきに写真撮影を行い、4回の治療終了後、創傷部の面積測定、写真撮影を行う。完全上皮化に至っていない場合、更に4回治療を行う。