神経症状を呈する脳放射線壊死に対する核医学診断およびベバシズマブ静脈内投与療法
しんけいしょうじょうをていする のうほうしゃせんえしにたいする かくいがくしんだん および べばしずまぶじょうみゃくないとうよりょうほう
適応症
神経症状を呈する脳放射線壊死(脳腫瘍または隣接する組織の腫瘍に対する放射線治療後のものに限る。)
技術の実施期間
2011/04/01~2014/06/30
療養内容
脳放射線壊死ではMRI上で壊死巣の周囲に著明な浮腫を認め、この浮腫によって何らかの症状を呈する場合が多い。脳放射線壊死では、抗VEGF抗体であるベバシズマブの投与により、周囲から放出されるVEGFを抑えることで浮腫の軽減が期待できる。投与量や投与期間は不明であるが、この浮腫は永続するものではないので、ある一定期間をこの治療にて凌げば脳放射線壊死患者のADLを維持することが可能と考える。