経胎盤的抗不整脈薬投与療法
けいたいばんてき こうふせいみゃくやくとうよりょうほう
適応症
胎児頻脈性不整脈(胎児の心拍数が毎分百八十以上で持続する心房粗動又は上室性頻拍に限る。)
技術の実施期間
2010/07/01~2019/05/31
療養内容
本治療は入院、24時間の安全性管理のもとで行われる。
まず、胎児心エコーにて、上室性頻脈、心房粗動等の頻脈性不整脈の分類を行う。各胎児診断と胎児水腫の有無により、抗不整脈薬であるジゴキシン、ソタロール、フレカイニド又はその組み合わせの中から使用薬剤及び投与量を選択する。胎児心拍モニタリング下で、母体に対し経口又は経静脈的に抗不整脈薬を投与し、胎盤を介した胎児への効果を期待する。