パクリタキセル腹腔内反復投与療法
ぱくりたきせる ふくくうないはんぷくとうよりょうほう
適応症
胃切除後の進行性胃がん(腹膜に転移しているもの、腹腔洗浄細胞診が陽性であるものまたはステージIIもしくはIIIであって肉眼型分類が3型<長径が8cm以上のものに限る。>もしくは4型であるものに限る。)
技術の実施期間
2010/07/01~2015/04/30
療養内容
まず、D2(第1群リンパ節及び第2群リンパ節)郭清を伴う幽門側胃切除術又は胃全摘術を行う。同時に腹腔内投与用の皮下埋め込み型腹腔用ポートを挿入し、また、閉腹時に1コース目(14日間)としてパクリタキセル(60mg/m2)を腹腔内投与する。
2、3コース目(28日間)は第1日目、第8日目及び第15日目にパクリタキセル(60mg/m2)を腹腔内投与し、終了とする。
なお終了後は、原則として標準療法である、S-1単剤療法又はS-1・シスプラチン併用療法を行う。