アナモレリン塩酸塩経口投与
あなもれりんえんさんえん けいこうとうよ
適応症
体重減少(食道がんに対する食道亜全摘胃管再建術または胃がんに対する噴門側胃切除術もしくは胃全摘術を実施したものに限る。)
技術の実施期間
2025/02/01~
療養内容
本研究は、胃癌に対する胃全摘術あるいは食道癌に対する食道亜全摘胃管再建術を行う18 歳以上の胃癌・食道癌患者を対象として、根治切除後経口摂取再開後にアナモレリン投与を行うことによる、体重増加効果を検討することを目的とする。無作為化比較試験として実施し、試験治療群にはがん悪液質を対象とした用量であるアナモレリン100mg/body を 1 日 1 回投与し、対照群には投与を行わない。
有効性の評価項目としては、主要評価項目として術後 3 か月の除脂肪体重変化率、副次評価項目として除脂肪体重変化量、経口摂取カロリー、体重、体組成変化(脂肪体重、骨格筋断面積、脂肪断面積)、食欲、QOL、血中成長ホルモン値、握力、術後機能障害、血液検査項目(リンパ球数、血清アルブミン、Rapid turn-over protein、総蛋白、総コレステロール、中性脂肪、CRP)、有害事象を設定する。