強拡大顕微鏡を用いた形態学的精子選択術
きょうかくだいけんびきょうをもちいた けいたいがくてきせいしせんたくじゅつ
適応症
不妊症(卵管性不妊、男性不妊、機能性不妊または一般不妊治療が無効であるものに限る。)
技術の実施期間
2022/04/01~
療養内容
・対象:本研究の対象は、
1) 1回以上の体外授精を実施しても受精卵や移植可能胚を得られず
2) 下記の性状不良精液(精子)所見のうち、2つ以上を満たしており、顕微授精の実施が必要と判断された患者さまを対象にしています。
A) 精子濃度:1mLあたりの精子数3000万未満
B) 運動率:40%未満
C) クルーガーテスト:正常形態精子率 3%未満
D) 精子DNA断片化:30%以上
本研究の概要や計画を説明し、同意を得られた後、コンピューターで発生・作成した乱数表に従い、無作為に300例ずつをIMSI群と従来法(ICSI)群に振り分け、研究対象とする。
・精子の選別:最大倍率6000倍の顕微鏡下に精子を観察し、頭部内における空胞等の異常構造の有無を確認する。異常構造を認めない形態良好精子のみをガラスピペットに吸引して回収する。
・強拡大顕微鏡により選別した形態良好精子を用いる顕微授精(IMSI):上記の様にして回収した形態良好精子を、卵細胞質内に直接、注入する。
・受精卵の培養:IMSI後、精子を注入した卵を培養液内にて培養する。注入の翌日に雌雄両前核の存在を確認し、受精卵とする。注入から5日間、着床直前の段階である胚盤胞期胚まで培養する。
・胚移植:胚盤胞期に達した胚を新鮮胚移植または凍結融解胚移植で子宮内に移植する。