抗腫瘍自己リンパ球移入療法
こうしゅよう じこりんぱきゅう いにゅうりょうほう
適応症
子宮頸がん(切除が不能と判断されたものまたは術後に再発したものであって、プラチナ製剤に抵抗性を有するものに限る。)
技術の実施期間
2021/01/01~
療養内容
本先進医療で実施する腫瘍浸潤リンパ球(tumor infiltrating lymphocyte : TIL )を用いた養子免疫療法(TIL療法)は、転移病巣等の子宮頸癌組織を外科的に切除し、腫瘍に浸潤しているリンパ球を約4週間かけて高速大量培養した後に、再度体内に輸注する治療法である。輸注の際にシクロホスファミド、フルダラビンによる化学療法によって強力に骨髄抑制を行うとともに、輸注したTILを刺激するためにIL-2の投与を行う。
なお、TIL培養時に多量の同種異系末梢血単核球(allogenic PBMC)が必要となることから、あらかじめPBMCを健常成人より募集して採取する。