食道がんの根治的治療がなされた後の難治性の良性食道狭窄に対する生分解性ステント留置術
しょくどうがんのこんちてきちりょうがなされたあとの こんちせいのりょうせいしょくどうきょうさくにたいする せいぶんかいせいすてんとりゅうちじゅつ
適応症
食道がんの根治的治療がなされた後の難治性の良性食道狭窄(内視鏡による検査の所見で悪性ではないと判断され、かつ、病理学的見地から悪性ではないことが確認されたものであって、従来の治療法ではその治療に係る効果が認められないものに限る)
技術の実施期間
2013/05/01~2015/07/31
療養内容
BD-stentは外科吸収糸で使用されるpolydioxanoneを素材としており、polydioxanoneが加水分解反応することにより、留置後約1.5-3か月程度でステント構造が分解・吸収されるという特性を持つ。BD-stentの長さは60、80、100mmの3種類があり、狭窄に応じたステントを選択する。ステント留置術は、付属のデリバリーステントを用いて内視鏡的に行う。狭窄が強くデリバリーデバイスが通過しないと予測される場合、留置前にデリバリーデバイスが通過するための拡張処置として、ステント留置前にEBD、ブジーもしくは、radial incision and cutting (RIC)を行ってもよい。