自家嗅粘膜移植による脊髄再生治療
じかきゅうねんまくいしょくによる せきずいさいせいちりょう
適応症
脊髄損傷(損傷後六月を経過してもなお下肢が完全な運動麻痺を呈するものに限る。)
技術の実施期間
2011/11/01~2016/03/31
療養内容
自家嗅粘膜移植では、全身麻酔下に患者自身の鼻腔内に存在する嗅粘膜組織を内視鏡下に摘出する。そして摘出した嗅粘膜を手術室内で洗浄、細切後、脊髄損傷部位に存在する瘢痕組織を摘出して作製した移植床に直ちに移植する。移植後は少なくとも1年間は週35時間程度のリハビリテーションプログラムを遂行し、軸索再生と新たに獲得された神経回路の維持の為訓練を行っていく。