根治的前立腺全摘除術における内視鏡下手術用ロボット支援
こんちてきぜんりつせんぜんてきじょじゅつにおける ないしきょうかしゅじゅつようろぼっとしえん
適応症
前立腺がん
技術の実施期間
2009/01/01~2013/10/31
療養内容
従来の前立腺癌に対する根治的前立腺全摘除術は開創手術であり、比較的出血量が多く、また勃起神経の切除による術後勃起障害の出現等、侵襲性の高い、かつ術後の生活の質(QOL)を著しく低下させる術式であった。1990年初頭に内視鏡下手術の導入が模索され、開創手術に比し出血量が少ないこと、術後疼痛が軽微であることなど多くの利点が提唱されてきたが、二次元視野での難易度の高い術式であることは否めない。複数の手術補助機能を統合して開発された本機器の導入は、従来の内視鏡下手術における低侵襲性、確実性、機能性を飛躍的に向上させるものである。